エンドレス無関心
asagohan
六時起床
夕焼けのような朝日を浴びる
オレンジ色の卵
ニュースキャスターがヒステリーを起こす頃
目玉焼きかオムレツの分岐を右に曲がる
エネルギー収支で釣り合う選択を
自由と呼んでいる。
私は朝刊を開く
競技場に埋もれている青年は
新聞の片隅でうずくまり
未来の喝采の中で
たった一人で醒めていた。
猫の額ほどの自由にしけこみ
鎖で繋がれた犬を見ないように
空を見て歩いた。
いつか
クラクションが鳴らされる。
私は
新聞の片隅でうずくまり
たぶん泣くことも許されない。