深夜の映画で
佐白光


 土曜日の夜

 テレビ番組を目で追っていると

 都心の映画館で見た懐かしい題字に目が留まる

 水割りを用意する

 ダブルで いやトリプルだな この映画見るには

 第二次大戦中の悲しい出来事

 主人公の心情が雨を降らせる

 自分の知らない世界

 過ぎ去っていった時間

 自分の存在の儚さに気づかされる

 悲しい 泣けてしまう

 ウイスキーが足りない

 生きている これから出来ること

 改めて考える夜になる
 
 


自由詩 深夜の映画で Copyright 佐白光 2020-11-15 02:51:59
notebook Home