光の午後
ひだかたけし

向かいの甍は
銀の色

広がる青は
底抜けで

私は憩う
この一時

入射は深く
温もって

光の流れを
浴びながら

広がる歓喜に
胸貫かれ

この十一月の
光の午後

ただ静けさが
満ちてゆく












自由詩 光の午後 Copyright ひだかたけし 2020-11-10 15:15:04
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