君はどうだい
ジム・プリマス

タバコに火をつけて
ふと思う
傍らに君がいれば
どんなにいいだろうと
イザベラは日本には来ない
仕事が素晴らしいそうだ
そのことを
精神の片一方で喜びながら
精神の片一方でどこか寂しいと感じている
まあ馬鹿々々しく、とっちらかった部屋は
少しずつ片づけて整えておこう
何時か君が訪ねて来た時に
泊まれるように

インスタント・コーヒーを
ミルクで割って飲む
大切に食べていたベーコンは今日無くなった
最後にトーストした食パンに
マヨネーズと最後の三切れを挟んで食べた
おいしかった

大して面白くない
動画のドラマを見ながら
時間が過ぎるのを待っている
注文した自転車が着くのを
キリキリとただ待っている

電子マネーを使おうと
携帯をポケットから
出す度に電波が届かなくなる
まるで呪いのようだ

いつしかこんな色んな苛立ちも
生活を綾どる一部になっている
僕はこんな毎日だ
君はどうだい


自由詩 君はどうだい Copyright ジム・プリマス 2020-11-07 17:04:27
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