Kurunto

朝が嫌いなんだ。
起きてしまえば僕の負け。
夜よどうか終わらないでと。
あれだけ強く願ったのに。

心と体は繋がってないね。
勝手に支度を始めてる。
勇気を出してまたあそこへ。
見慣れた景色を進まなきゃ。

人混みに紛れ 人影に隠れ
目立たぬように はみ出ぬように
それだけで僕は精一杯なんだ。
目の前の「お手本」真似るだけ。

逢いたい人も 行きたい場所も
当分見つかりそうにないよ。
だから行くんだ。いつもの場所へ。
理由なんて無くてもいいでしょ。


自由詩Copyright Kurunto 2020-09-26 10:24:27
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