朝のスケッチ
よしおかさくら
明け方の夢で賑やかにしていたから目が覚めて驚いた。小さく雨が降っている事の静寂。スマホすら微動だにしない。充電切れを起こしていた。ガラス窓を開ければ冷たい空気がそろそろと何かを伺うように部屋に入ってくる。外の雨音や、車のドアを閉める音や電車の通り過ぎる音がして、小さく息を吐いた。
自由詩
朝のスケッチ
Copyright
よしおかさくら
2020-09-23 08:10:13
縦