明日は
こむ

面白くもなんともない素早い無限の末尾に
直感を頼りに金色の蓋を付けて
取り上げる脱力は 何処かの鉱脈へつながる
抱く自然と普通名詞 派生企画と感情の効率
視点の手触りはフラジャイルに結びついて
充実した連関 複数の文化と内陸部の空白は
境界を変容させて 撤廃を叫ぶ
根底の文脈は花火のように異なる顔を複合し 
新しさは 失格する
炎であれば 咲き乱れる
執着と偏愛と鋭い熱
幸福と謙虚な哀しみ 精神と叙情は
誕生から死へと向かう明確な道筋に
宿命の構造体を乗せて
充実したキーワードを燃やし続け
記憶はつながる
固有の議論は 大衆的に空から飛んでくる
ヒエラルキーと美貌の姫による解釈の色合いは妖しく
見境なく優雅な印象と深い屈折を遠くから歌った
そして終わり 立ち並ぶ危うい情報量の少なさ
この程度は淋しさも絶望も手の内にある
小さな暗い穴に自己増殖性の
貧しいささやきを入れてみると
内部風景は崩壊するだろうか
官能と幽霊と思惟 
階層は現代性に両極を生み
建て替えられた ある事情を棺桶の蓋の中で
未知の 自動筆記の 下方へ また上方へ
沈黙はノイズと共に常識的な甘い表現として 
閉じ込められて 笑う


自由詩 明日は Copyright こむ 2020-09-14 22:41:17
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