ひまわりと流れ星
ゴデル
夜に咲くひまわり
いつも
月に合わせて
首を振っていた
物足りない
思いを抱きながら
太陽を
あの明るい
太陽の光を
もう一度
顔いっぱいに
浴びたい
ある夜
止まりそうな
ぜんまい仕掛けの
おもちゃのように
ジー
月を追いかけていると
サー
急に訪れた
夜空を切り裂く
青くて強い光
太陽だ
太陽だ
急に回転した
ひまわりの首は
ポキリ
千切れてしまった
顔はストンと
地面に落ちた
何が悪かったのか
そのまま死ぬまで
腐葉土と
対話することになった
自由詩
ひまわりと流れ星
Copyright
ゴデル
2020-09-07 10:44:06
縦