呼吸している間に
こたきひろし

生きている間には
誰だって絶望にぶら下がってしまう事はあるだろう
否応なしに

いつだって
幸せの絶頂はほんの束の間だし
時が経てば
感動も薄れる

それでも欲望が尽きる事はなく
それが生きる原動力を産む
ヒトと言うイキモノの仕組み

希望は木漏れ日に等しくて
絶望は暗がりで蠢く

そんな中にあっても
日常の大半は無為な日々の繰り返し

刺激が欲しい
刺激でヒトはキラキラと輝き出せる様な気がして

キラキラと眩しい生き方がしたい

だけど
現状は無いもの探しに終始している自分

虚しい


自由詩 呼吸している間に Copyright こたきひろし 2020-09-04 06:16:01
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