燃えてたぎれない
こたきひろし
河原に散らばった流木を広い集めた
干からびたそれに火を付けた
それは少年の日ノ一人遊び
あんたはなんにでも
本気になれないんだよね
いつも冷たくて覚めているんだよ
あんたの考えてる事
私にはさっぱり分からない
と姉に言われた
言われなくても
俺自身それは
いちばんにわかっていた
河原の一人遊び
大人になっても未だに
燻ったままだから
自由詩
燃えてたぎれない
Copyright
こたきひろし
2020-07-30 07:26:45