僕は少し、精神を許してゆく
ジム・プリマス

今日も僕は詩を書く
抱えているイタミを
癒すために

詩を書くということは
祈ることと似ている

読んだ人が
少しだけでも
元気になればいいと
読んだ人が
少しだけでも
勇気を持てればいいと
祈りを込めて
詩を書く

毎日の生活は
忙しなく慌ただしく過ぎてゆく
その中で
ふと、僕の詩に目を止めて
立ち止まって胸の閊えを
そっと、撫で下ろすことが
出来れば
出来たら、そんな詩を書きたい
そんな願いをこめて
詩を書く

言葉にしてみる
「あした、天気になーれ。」
貴方の精神おだやかに
鮮やかな朝焼けを迎え
茜色の安らかな落日が
訪れますように

言葉にしてみる
「天球と地球は回転する。」
貴方の歩む
その一歩とともに
そのことを精神の片隅に止めて
ささやかなしあわせが
訪れますように

そのように祈ることで
僕は少し、回復してゆく

そのように願うことで
僕は少し、精神を許してゆく


自由詩 僕は少し、精神を許してゆく Copyright ジム・プリマス 2020-07-26 17:11:02
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