川沿い
TwoRivers

答えにたどり着く気がして
川沿いをひたすら歩く

午後九時
一瞬雲の切れ間に輝いた二等星
願うことから始まる絶望が
いつでもおいでと笑っている

仲間は裏切者だった
でもそれでいいじゃないか

今日が明日に変わる頃
嫉妬深い横風が海風に変わる

もう海は近い
目を閉じて待つ夜明けは
きっと新しい


自由詩 川沿い Copyright TwoRivers 2020-07-25 19:18:37
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