悲しくて堪らない日のポッケにそっと手を突っ込んでみると
今日の神様からの贈り物はうちの猫の写真だった
それはケータイの中に入っていて
つまり神様は
「お友達と猫のお話でもしたらどうじゃ」
と提案してくれたわけです
だから早速わたしはカナのところへと決めてみました
ところがそういえば、カナは昨日風邪をひいたと
そうゆって学校を休んでいたっけ　ああ
ふと　流行りの悔しい病気のことを思ってみました
くそっです。カナのはそうではないのだけど
マスクを持ってお見舞いに行こうかな
あまりにありきたりかな、何かおいしいものにしよう
ユリエールというこの町一番のケーキ屋さんは
カナもお気に入りでもちろんわたしも。
まずはお店へと向かって坂道を下って登って登って下りました
徒歩です　いつもの自転車ではないんです
一昨日やっと届いた通販のスニーカー。
部屋で慎重に試し履き。
わたしのは難しい足してるから嬉しかったよ
ぴったりサイズでしかもどこも痛くない、やった！
郵便局での支払いがてらと靴の分のお金を母さんから貰って
そこへユリエールの分は自分の貯金箱から。
だんだんスキップになってきたよ
梅雨の残りの雨が落ちてきたそうな空の下わたしは
大きな声であははははは生きているよ！
と、地球を抱きしめたくなったんだ。