日陰者に美男美女なんて居るわけない、だから
Neutral
仮面を外し 新しい一歩を踏み出す為には
涙を流す必要がある
人からは強いと言われる僕だけど
肝心なところをいつも誰にも見せていないだけ
尊敬という言葉を口実に
誰かの言葉を真似し
誰かの芸術を模倣し
仮面を手放すつもりなど毛頭なかったんだ
素顔のままで
鏡を見る勇気がないから
僕は 自分の苦しみを乗り越える術を知らない
似た様なあいつが
自分を映す鏡にしか見えないから
僕は 傷を舐めあう事しかできない
ああそうさ
日陰者に美男美女なんて居るわけない
だから人を見た目で判断してはいけないという
強い信念を築き上げようとしたんだ
だがそれならば
果たして僕らは美しいと言えるのか
隠した時点で丸見えになっているのが
醜さというものではないだろうか
我思う故に我在り ならば隠した事になど初めからできる筈もなく
だから僕は
まず涙の熱さをこの頬で感じる事にした
自分を見た目で判断してはいけないという
強い信念をもって飛び立つために