内部のひかり
水宮うみ
目を瞑り、瞼の裏の夜空を眺める。
この夜空をみれるのはわたしだけ。わたしひとりを観客に、星々は静かに瞬いている。
けれど、そんな夜空を持っているのはわたしだけじゃない。
誰もが瞼に夜空を飼っている。
あなたとわたしの夜空が、どこかでつながっていたらいいな。
そんな夢をみながら、今日もわたしは目を閉じる。
自由詩
内部のひかり
Copyright
水宮うみ
2020-07-08 17:53:01