土曜日の朝
ジム・プリマス

ハーマンのPC スピーカーから流れる
ビジターズが土曜日の朝を現実的に彩る
プラズマライターの十字の炎で
細巻のタバコに火をつける
アルカロイドが身体に浸透し
シナプスの少しの反乱と足の筋肉痛が
生きていることの証のように継続している

夜の余韻が残る煤けた部屋の中で
人格破綻者達の歪んだ想念が
生み出した幻が
僕の精神を叩く

決して肯定している訳じゃない
決して肯定している訳じゃない

愛の天使がイタミを撫でる
愛された記憶が僕を癒し守っている
共感してくれた詩人の言葉が
現在、確かに僕を温めている

決して僕は美しくない
決して僕は美しくない

でも瞳の光は失っていない

このモノクロームの朝に
踏みにじられた者達に
救いの言葉を贈ろう


自由詩 土曜日の朝 Copyright ジム・プリマス 2020-07-04 07:11:36
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