跳躍
ひだかたけし
この青い青い球体の上で
刻まれた無数の思い出は
木立の緑や光の筋
揺れる樹間の白い空
それらそれらと相重なり
沸き上がっては降って来る
気が遠くなるよなこの夏日に
熱風と共に渦を巻き
一つ一つのシーンが
かけがえのない時の個体が
平板になっていく日々をやり過ごし
私は未だに待っている
新たな季節の到来を
新たな記憶の跳躍を
新た新たな時の開けを
自由詩
跳躍
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ひだかたけし
2020-06-29 19:35:14
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