春の風
秋葉竹
星、滲む
つまり空には愛があり
あたたかい風、吹いてしあわせ
爪を切る
切って尖らせその頰を
血の滲むまで愛してみたい
夢をみた
天使のような顔をして
わたしを孤独と指さすあなたの
恋をした
忘れられない高三の
人にはいえない禁断のやつ
まよなかに
メロンソーダを飲んでみた
甘すぎ注意と一応いっとく
凍らせない
グラスにそそぐ白妙の
酒のするどい冷たさ辛さを
春の風。
脳をたちまちふにゃふにゃに
して恋だけが至上と刷り込む
あおあおと
いまだ蕾の白い花、
咲くまえが、ホラ、硬いから、好きッ