対峙(改訂)
ひだかたけし

すべての親しい者達が消えた日に
おまえは無感覚となりその鉈で
自らを切り裂く
遠い億万年の記憶と一体化し
どうして今此処に居るのかと
自問を続けながら
ひたすら自らを切り裂いていく
終わりなき日々に別れを告げるように
麻痺しその鉈を振り落ろし
孤独という名の化物と
醒めた意識持ち対峙する

自虐の極みで反転し
裂傷を自ら曝け出し
孤独という名の化物と
孤独という名の化物と
















自由詩 対峙(改訂) Copyright ひだかたけし 2020-05-03 19:54:52
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