ハンカチの木の妖精
丘白月

砂時計のように
涙が永久に流れ落ちていた

別れの辛さを覚えたから
再び逢えたこの喜びは
時間をハサミで切るように
すべてがキスから始まる

ハンカチが咲いたよ
あの日涙を拭いた白い花が



自由詩 ハンカチの木の妖精 Copyright 丘白月 2020-04-16 21:03:29
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