深夜

夜を割るように窓を開く

月

あられもななくあらわな

月(満月)

みたされたい
わたされたい
こなごなにちりたい
ちるはしからだきとめられたい
ここにいていいよってほころんで
ゆびとゆびからめせて
みせあって
かたにあたまのせて
ひょうじょうみせずないて
あたたかくぬれたかたが
ぜんしんにつたわるくらい
えいびんなはずかしさを
ほこって
たおやかなげっこうでくるんで
かしずきたいってこぼして
こぼれる
べにょべにょになった
ゆびまたからめて
ゆびさきといとのいみをしりたい
ためらいなくといたい
めをぽわぽわにする
いろづいたこえにひみつみっつ

はなしてつよく
ねえ
しびれるほどに
さあ
ぬりかえて
もう
りえきなんてなくても
あたまのわるいせいせきをあげる

つきあかりにすはださらして
さえたひかりにぬれたよる
こどうとくとく
いきをすうはあ