銀の矢(改訂)
ひだかたけし

陽の光満ち、
無数の銀の矢飛び交うなか
私の意識は泳ぎ出し
遠く貴女の声を聴く

久しく憧れ懐かしい
囁くような貴女の声は
やがて天空に力強く木霊して
飛び交う銀の矢を震わせ
降って来る、降って来る
この命息吹き始めた大地に
降って来る、降って来る

 [静まり返るこの沈黙の界に
 無音、浮き立つ声の絶え間なく
 聴取し言ノ葉散らしいけば
 響きと意味の交錯し
 詩のしんしんと成って鳴る]

陽の光満ち、
無数の銀の矢飛び交うなか
私の意識は泳ぎ出し
遠く貴女の声を聴く


自由詩 銀の矢(改訂) Copyright ひだかたけし 2020-03-28 20:53:04
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