冬の流星
丘白月

長い間ずっと
君は何を思っていただろう
僕は何もしていないから

長く果てしなく長く感じる
僕は君の愛に応えていないから
どんなに愛してもとどかない

なんと小さい人間だろう
一緒に夢をみて
ずっと一緒だと言った

アップルパイが焼けたと言った
良い香りが部屋に文字を置いた
幸せな時間を書いていた

今夜はもうおやすみと
流星が子守唄を歌っている
消えてはまた流れて
いくつも言葉を残していく

おやすみなさい
夢をみるのよ
私のかわいい子
長い道に悲しみはないから
怖がることもないから
おやすみ
私のかわいい子


自由詩 冬の流星 Copyright 丘白月 2020-03-10 11:32:54
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