冬の流星
丘白月
長い間ずっと
君は何を思っていただろう
僕は何もしていないから
長く果てしなく長く感じる
僕は君の愛に応えていないから
どんなに愛してもとどかない
なんと小さい人間だろう
一緒に夢をみて
ずっと一緒だと言った
アップルパイが焼けたと言った
良い香りが部屋に文字を置いた
幸せな時間を書いていた
今夜はもうおやすみと
流星が子守唄を歌っている
消えてはまた流れて
いくつも言葉を残していく
おやすみなさい
夢をみるのよ
私のかわいい子
長い道に悲しみはないから
怖がることもないから
おやすみ
私のかわいい子