ラッパイナップルビー
杏っ子

たゆたう面影の午後を錯覚として生きているのだとしても。
あなたは葉っぱだ。大きな蓮の葉の形した
あなたはラッパだ。
素敵なクリスタルの星星を宇宙に輝かせる

そうして私の信仰は止むのだろう
いつかの私はすがるものを必要としていただけで
あの人のポケットの中でぬくぬくと守られたかっただけで、それは恋愛ではなかった。

そしていま完全に何もやり直せるわけも、やり直したいという発想も湧かない今だからこそ
冷静で居られる。

もう間もなく次の恋が発車しそうだ。



自由詩 ラッパイナップルビー Copyright 杏っ子 2020-02-15 22:07:44
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