ピリオド
ミナト 螢
地面に手をついた雪は
もう二度と立ち上がれなくても
丸い形を幾つも残して
あなたの足音に手錠をかける
物語のラストシーンは
裏切りながら愛していくほど
私の真実に赤い実が落ちて
また血が巡る日々が始まる
自由詩
ピリオド
Copyright
ミナト 螢
2019-12-21 09:29:06