瞳に映る様なもの
卯月とわ子

わたしの影を踏んでゆく
数多の足 雑踏
ベタベタに汚れたわたしの
中をえぐる様だと
小さく笑った

まだ大丈夫だ
笑えているから
蕾は萎んではいない
希望とかそういうものじゃなく
ただ現実を生きる事を
まだわたしは諦めていないのだ


自由詩 瞳に映る様なもの Copyright 卯月とわ子 2019-12-04 10:28:08
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