WILL
ミナト 螢

乗り物に与えられた信号で
この街はいつも渋滞している

見えるかい空の高さと同じく
返した言葉がガスに包まれて
色も音もなく消えていく前に
君の背中に矢を放ったんだ

分かるかい翼のない僕達は
星の置き場を足元にしながら
光の手触りを閉じ込めるまで
登り続ける道を開くために


自由詩 WILL Copyright ミナト 螢 2019-11-28 20:00:55
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