明日の来ない恒星
もっぷ


朝焼けのそのムコウより

夕日の果てまで行ってみたいな

最後の煌き(きらめき)帰って行くまで

見送っていてあげたいな



追いつくことが出来るなら

夕日について行ってみたいな

最後の煌き拾い集めて

革のカバンに詰めるんだ



夢見ることが出来ぬから

夕日に一度訊ねてみたいな

君のベッドは上等かい?

それとも煎餅布団かい?



もしも許してくれたなら

夕日の背に乗りどこまでも

この世の終わりも君となら

怖いことなどあるものか



もしも許してくれたなら

夕日の背に乗りどこまでも

明日の来ない恒星 そう

たとえ君がもう太陽ではなくなっても





自由詩 明日の来ない恒星 Copyright もっぷ 2019-11-28 01:58:54
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