秋桜の中で
しょだまさし
幸せも度が過ぎれば悲哀に変わるのだろうか 晩秋に咲く秋桜畑に歩み入る幼児は 人の形をした妖精の様に 背に小さな翼を持ち羽ばたくでもなく花と同化して 二度と私の元へは還らぬかに見えた 気づけば走り寄り強く抱きしめている 児の成長をどれ程か幸福に思いまた 恐しくも感じて一人涙した
自由詩
秋桜の中で
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しょだまさし
2019-11-21 21:17:19