夢幻
ひだかたけし
木漏れ日がゆらゆらと揺れて
子供達の飛び跳ねる声が木霊して
聖歌隊が通り過ぎる
微睡みの午後三時、
萎び俯く花々は
遥か地平から流れ来る
真っ白な鰯雲の群れたちに
ゆっくりと包み込まれ
掬い取られていく
自由詩
夢幻
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ひだかたけし
2019-11-20 21:22:44
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