ポエム
おぼろん
ゼロからまたやり直すのはなれているから、と、
涙に塗れた彼女は言った。
その涙がもしも七色に光れば、奇跡は起こるのかもしれなかった。
しかし、そんな奇跡はけっして起こらなかった。
僕は、僕のなかにある愚かしさと浅ましさとを呪った。
自由詩
ポエム
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おぼろん
2019-11-14 16:01:51