たどり着いたらそこは夕凪
秋葉竹
美しい
貴女に呪いをかけたいな
どんなときでも私を好きって
水溜り
アメンボの波浮かんでる
まるで世界が変わるきっかけ
傷ついて
三日月尖って空高く
心が鋼という嘘も知る
千切らせて
貴女がみんなに優しくて
慈母のようなら、そんな愛なら
久しぶり
雨風が心に入り込む
惚れたらダメだ、弱くなるから
春が立ち
夕日が部屋を侵すから
汗にまみれて愛しあおうよ
半そでが
湿って部屋に干されてる
見たことないヤツ、趣味悪いシャツ
カラカラと
笑えるからだよカラカラと
笑っているのは。
安心しててよ
浜辺にて
命を見守る野の花が
花びら散らして落とす夕凪