あなたの風景
水宮うみ
ひかりを知らないわたしはただ、あなたの風景になりたかった。
あなたを少しも知ることのない、言葉として。
好かれなくても好きになれなくても構わないけれど、
知らないままで通りすぎるのは嫌だった。
ひとそれぞれの風景の中にあなたがいて、
あなたの風景の中にひかりがあって、
ひかりを知らないわたしはただ、あなたの風景になりたかった。
自由詩
あなたの風景
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水宮うみ
2019-10-13 06:49:16
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