天体会議
ミナト 螢
僕たちの影を
ひとつにしようと
月が動いた日
星が泣いた夜
まつ毛のお皿に
乗せる料理を
唇の先で
運んで行こうよ
割れても良いのさ
舐めて返したい
接着剤のような
この気持ちを
化粧の上から
塗るまで止めない
照らされた光
頬を輝かせ
選ばれた時は
誰もが喜ぶ
名前を呼ばれて
初めて気付いた
特別な瞬間に
生きている
自由詩
天体会議
Copyright
ミナト 螢
2019-10-12 15:47:11