ピリオド
ミナト 螢

一人で座った
公園のシーソー
地球にバレッタ
留めて夜の帯

動かないままの
時間の中で

あらゆる言葉が
社交辞令に
変わってしまう前に
言おうかな

季節の色だけ
増えたり減ったり
愛される術を
知っているけれど

僕たちどうして
こんなに勝手な
終わりと向き合う
生き物なんだ


自由詩 ピリオド Copyright ミナト 螢 2019-09-24 16:52:52
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