尊厳死
TwoRivers

自殺を図った午前四時
私はいよいよとうとう死ぬのである

遠のいていく意識の中
私は私の叫びを聞く

私は必死に呼吸を続けていた
脈は、心臓の鼓動は、
確かに続いていた

私はなお
必死に生きようとしているのだ

私は私を蔑ろにしていた
誰もが私のことを尊重してくれないと悲嘆した
私でさえ私を…

瞼の裏に光が波打った
それは新しい朝の光だ

ようやく私は許されたのだ!


自由詩 尊厳死 Copyright TwoRivers 2019-09-23 19:41:10
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