autumn
la_feminite_nue(死に巫女)
秋の落ち葉のあいだに、
アスファルトの道がある。
そのあいだ、そのはて、
遠くからビルの波は連なっている。
後ろ向きに見つめても
何も見つからない道を、
わざと後ろにふりかえって、
あなたは落ち葉の道をゆく。
後ろ向きに見すえても、
何も見つからない小道を、
アスファルトのうえを、
彼の女は過ぎてゆく。
花時計が正午を照らし、
雲が永遠を束ねている。
ビルの波は連なって、
美しくも醜くもないと、そっと囁き。
あなたは遠く、千里もはなれた場所から、
ここへ、それから、やがてあちらへ。
鏡に映った影を、
子供が見ている。子供が見て……
アスファルトのあいだに。
道はあるかしら……?
千里もはなれた場所から、
あなたは後ろをふりかえって、