午後の贅沢
坂本瞳子

昼ご飯を済ませて
横たわって
眠りに落ちて
目が覚めたら
もうすでに夕方で
ふと鏡を見たら
頬に線ができていて
それが畳の跡だと
やっと気づいて
消す術もなく
消す必要もなく
とりあえず
お風呂を沸かした


自由詩 午後の贅沢 Copyright 坂本瞳子 2019-09-05 22:31:37
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