萩の妖精
丘白月


秋風揺れる萩の上
膝を抱いて頬杖をつく
いざよいの月のように
ためらいがちに
鈴虫の音が落ちる
妖精が聞いているのは
魂を見送る歌



自由詩 萩の妖精 Copyright 丘白月 2019-08-29 17:56:13
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