クロコダイル
はだいろ

山口冨士夫のクロコダイルのライブDVDを見た
妻と娘は実家へ行っているので、爆音で
2008年のライブだけれど、
僕は確か、この日のライブを見ていたのだと思う

途中まで、あれ、僕の見たのはこの日ではなかったのかな、
と思ったけれど、
ある瞬間で、あ、やっぱり、僕はこれを見ている、と思い出した。
もしニールヤングが僕の友達で、
ヤマグチフヂオとは誰だ、と聞かれたら、
君より凄いロックンローラーだ、と自慢して連れて行っただろう、
このヨレヨレの最高のライブに。

サマータイムブルースはブルーチアーヴァージョンだったんだな。
明日は、久しぶりにデリヘルで遊ぶ予定だ。
でも、もう今度こそ、あと1か月で、やめようと思う。
いろいろあるけれど、だって、それで50歳になるし。


別のことに力を向けたい。
それがなんだと言われれば、ロックンロールしかないのだけれど。
ロックンロール・・・
つまりそれは、ロックンロールでなくてもよい。
僕がそう思うもの。
そう信じて、そうではないものと、戦い得るもの。

除湿機のタイマーが切れた音がした。
体に悪そうなコンビニの弁当を詰め込んだ胃袋が、
夜にたゆんで、テーブルの白い花に笑われている。





自由詩 クロコダイル Copyright はだいろ 2019-08-14 22:28:59
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