かきさらし
AB(なかほど)


かきつらねてみるのは
きらきらぼしと
さらさらぼしと
らいららいのほしのこと
しんぼうたらんのかなわし


よんどころないこと
んんってあたまひねっても
どうにもこうにもさ
こころってなんだろねってよふけ
ろうかにはしるぬくいかぜ
なぐごはいねがって
いねわげねがなげねのがって


あんたのそのてにはのらない
まっているひとはもうこないこと
つきよりとおくってこと
さすがのあたしにもわかるから
えんりょなんかいらない




よるは
むげんにつながっとること
べんきょうしとったら
くろんどさんがつれてった
もはんかいとうもなんも
なんもないせかいこそ
しあわせやったかもしれんて


けさの
すずしい
あさのかぜ
さいたはなのか
もうすぐなのかな
こいもうすいもなも
ずいぶんとわすれても







書き連ねてみるのは
キラキラ星と
さらさら星と
ライラライの星のこと
辛抱足らんのかな儂

拠所無いこと
んんって頭捻っても
どうにもこうにも
心って何だろねって夜更け
廊下に走る温い風
泣ぐ子は居ねがって
居ね訳ねが泣げねのがって

貴方のその手には乗らない
待っている人はもう来ないこと
月より遠くってこと
さすがの私にも判るから
遠慮なんか要らない


夜は
無限に繋がっとること
勉強しとったら
くろんどさんが連れてった
模範解答も何も
何も無い世界こそ
幸せやったかもしれんて

今朝の
涼しい
麻の風
咲いた花の香
もうすぐなのかな
濃いも薄いも何も
ずいぶんと忘れても














自由詩 かきさらし Copyright AB(なかほど) 2019-08-08 09:22:47
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