おにのすわるあまのがわ
秋葉竹

たなばたさまも終わってはやいっかげつ
あまのがわにであったわたしとあなたの
まぼろしのおうせも忘れられる季節です
ぎんがのいりぐちには夢と絶望があって
にかこくごを話せると喜んでくれたけど
つみを許してくれはしなかったけっして
わたしはあなたを待っていてもいいのか
願いはりゅうせいになってとどいてくれ
いきるいみってやさしくできることなら
あなたはわたしを選んでくれおねがいだ
かみさまはあまのがわにはいないのです
かわりにさみしいおにがすわっています
だからあなたはわたしを選んでください
でなきゃわたしもおにになる


自由詩 おにのすわるあまのがわ Copyright 秋葉竹 2019-08-03 11:06:24
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