自然という愛
丘白月
雲は流れて風も流れて
川の流れも永遠で
見つめるものすべて
自然の中洲の真ん中で
私は立って見渡している
細い弓が夜空に浮かぶ
目を閉じたように静かに
生まれたばかりの月は
ゆっくりと目覚めていく
長い時間をかけて
継ぎ目のない空が
この星を包んでいても
人は国境作っていく
一つの太陽と一つの月を
わけあっているのに
ああ永遠に
平等に分かち合うものは
人間には創れない
自由詩
自然という愛
Copyright
丘白月
2019-07-30 20:54:22