自転車通勤
千 円

早朝 四時半
少しは剥げたサイクリングロード
いつものように まだ眠い
後ろから追い越しされて
目が覚める

でも追い越したくない
全く人気(ひとけ)もないけれど
私と同じ ようやく目が覚めたかのような
青空 まだうっすら半透明の雲

高く見上げながら公園に入ってゆく
途中の坂道楽しんで

仕事のスタートは軽快に


自由詩 自転車通勤 Copyright 千 円  2019-07-30 17:07:50
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