小さな火ダネ
りょう

ふとした時に
小さな火ダネが
落ちてきました
 ゆっくりゆたかに
 両手のなかに

こんな小さなものなのに
私の全てに広がって
私の全てをあたためました

となりの人ももっていたので
みつめあって ほほえみあって
そのまま一緒になりました


自由詩 小さな火ダネ Copyright りょう 2003-11-20 13:30:07
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