戯れの一瞬
ひだかたけし
あじさいの花房は梅雨の色
差し出した手を青くして
この七月の静かな一時
あなたは寂寥と戯れる
うっとりとした顔で戯れる
時は輪切りにされ垂直に立ち
自由詩
戯れの一瞬
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ひだかたけし
2019-07-16 13:44:21
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