茅葺家ぬ 無ぇんなてぃん
胆ん中今とぅ 在ゆるしまぬ

赤ん坊ぬ ぐとぅぬやる
胆ん中今とぅ 残てぃるむん

手捧ぁさや うーとーとーんでぃ
手捧ぁさや ぐすーよーんでい

忘んなよ 忘んなよ
胆高ん今とぅ 在ゆる想い



世ぬ中ん 言ぬ葉ん
言霊んでぃ成す 真実やんば

人ぬ口 から出じゅる
愛さ此の世んどぅ 真実やらや

うさんでえ候ら 親祖先ぬ
成したる此ぬ世ぬ むぬ想い愛さ

忘んなよ 忘んなよ
胆愛さ今とぅ 在ゆる想い

かやぶちゃーぬ ねぇんなてぃん、ちむんなかなまとう あゆるしまぬ
あかんぼぅぬ ぐとぅぬやる、ちむんなかなまとう あゆるうむい
てぃーうさぁさや うーとーとーんでぃ
てぃーうさぁさや ぐすーよーんでい
わしんなよ わしんなよ、ちむたかんなまとぅ あゆるうむい

ゆぬなかん くとぅぬはん、くとぅだまんでぃなす まくとぅやんば
ちゅぬくち からいじゅる、かなさうぬゆんどぅ まくとぅやらや
うさんでえさびら うやふぁーふじぬ
なしたるうぬゆぬ むぬうむいかなさ
わしんなよ わしんなよ、ちむがなさなまとぅ あゆるうむい

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茅葺家が無くなっても、心の中にまだ今も在る故郷の
まるで幼い子のようだ、胸にまだ残っているもの
手を合わせましよう、うーとーとー って
手を合わせましよう、皆様 って
忘れるなよ、忘れるなよ、まだ今も胸に高く在る想い

この世の言葉にも、霊が宿るということが真実ならば
人の口から生まれる、愛しいこの世というのも真実だろう
おさがりしましょう、御先祖様の成してきた、もの、想い、愛しさ
忘れるなよ、忘れるなよ、まだ今も胸に愛しく在る想い