あの足音を忘れない。
幽霊
俺はまるで血の海に浮かぶ孤島だ
耳元の足音に罵られた。
倒れこみ死体になろうとしない
俺を跨ぎ蹴飛ばして行進する人の波
俺の血を踏め!
赤い足跡は次第に重なる。
俺の血を踏め!!
赤い足跡は次第に重なり合い
レッドカーペットが敷かれる。
希望を迎えるためのレッドカーペット
自由詩
あの足音を忘れない。
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幽霊
2019-06-25 07:51:38
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