【 空即是色 】 (タイトル変更)
豊嶋祐匠

  
  
  
  透明な、空も、地も、花も
  
  そこには、君の心が宿るよ。
  
  
  
  君が青く見れば、果てしない。
  
  君が踏み出せば、風を巻く。
  
  君が笑えば、空を仰いで咲くだろう。
  
  
  西の空が燃ゆるとも
  
  君が西に向かえば、まだまだ青い。
  
  
  手にした空気に
  
  色を決めたら
  
  君の思うままに鮮やかだ。
  
  
  
  この世は、君の心に宿るよ。
  
  
  
  君が僕を信じれば、僕も君を信じてる。
  
  君が僕を愛せば、僕も君を愛してる。
  
  
  君がそれを透明だと信じれば
  
  何処までも突き抜ける事を知らない。
  
  
  君が透明を疑えば
  
  それは、けして透明には還らない。
  
  
    
  透明感とは
  
  自分を許す色なんだ。
  
  
  
  あらゆる色を身にまとい
  
  この世を、自由に生きなさい。
  
  
  
  
  
初作 2005.3.11
  


自由詩 【 空即是色 】 (タイトル変更) Copyright 豊嶋祐匠 2019-05-23 13:15:01
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