名前のない感情
武下愛

あなたのはなす言葉一つで僕は苦しんでしまう。あなたの苦しみを感じると、どうすることもできないっていう無力感に苛まれる。あなたが笑って生きられるなら僕は死んでも良いよ。僕はあなたの隣に居れない。あなたの隣に早く良い人が現れて、幸せだって確認していたいけれど、その時は自殺しても許してほしい。あなたに良い人ができるかもって状態になって、ご飯が喉を通らなくて二日以上何も食べてない。あなたに誰かが見つかったら耐えられる自信がない。生きていたらあなたの傍であなたを見守ることができるけれど、あなたは僕を見ない。涙が出る。今は、あなたの為に仮初だとしても生きて、あなたの幸せの為に生きます。あなたが眠るのを確認したら寝るようにします。あなたが泣いてるとき、僕も泣いちゃうかもしれないけれど、支えます。もしも僕が子供だったら、あなたの事を放って逃げたと思う。もしも僕がもっと軟弱で、自己中心的な性格だったら、あなたのすべてを欲しがっただろう。あなたが望む人生を手に入れられるように、僕ができる事をします。この気持ちには名前を付けたくないから、ありきたりな言葉が書けない。それでも伝えたい言葉が一つある。この気持ちをくれたのはあなただよ。ありがとう。


自由詩 名前のない感情 Copyright 武下愛 2019-05-08 05:47:43
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